【赤身と白身と青魚】
赤身魚?
身が赤い魚のことです。白身魚?
身が白い魚のことです。
青魚?
背中が青い魚のことじゃないですか?
じゃあアジはって?サケはって?
Google先生が丁寧に教えてくれますよ。
……と思っていたのは約1年前まで。
「サケが白身」なのはご存知の方もいらっしゃると思いますが、話の途中で出て
きたのが「白身魚と赤身魚の違いは筋肉に含まれるミオグロビン・ヘモグロビン
(色素タンパク質)の量によるものです。水産学では100gあたりのヘモグロビン
とミオグロビンの含有量が10mg以下のものを白身魚、10mg以上のものを赤身魚
としています。」
という話。
( ゚д゚)!?……聞いたことないぞ......と思ったんです。
本棚の肥やしと化していた海洋水産ハンドブック(英語の辞書くらいのサイズの専
門書。文字も辞書サイズです。)にも載ってないし......。
見てから考えれば、そりゃそうですよ。見た目での分類という極々初歩的な分類
なんですから、専門書ではスルーなのかなァと思い、もやもやを抱えたまま今日
まで生きてきたのですが、調べてみました。
どこの先生方が決めたのか、Google先生に調べてもらいました。
結果わかったのは、
「赤身 白身 10㎎」でGoogle検索をすると、2006年1月14日以降しかこの話が
出てこない。ということだけ。
(言わせてもらえば100gあたりの含有量なんて部位によって違うだろうし、1匹ま
るっとすり潰して平均したって同種の魚でも大きさによって違うだろうし、
10.01mgと9.99mgの魚はガクジュツテキに区別するほど違わないだろうし、10㎎
「以上・以下」って日本語としておかしいだろ「以上・未満」だろって話です。)
とりあえず自分の中ではガセ認定です。
と言いつつ、ちゃんと資料があるかもしれませんので、知っている方がいらっし
ゃいましたらお手数ですがご連絡をお願い致します。